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年度 2017年度 開講部局 歯学部歯学科
講義コード J1507070 科目区分 専門教育科目
授業科目名 総合歯科医療学
授業科目名
(フリガナ)
ソウゴウシカイリョウガク
英文授業科目名 General Dentistry
担当教員名 田地 豪
担当教員名
(フリガナ)
タヂ ツヨシ
開講キャンパス 開設期 4年次生   前期   セメスター(前期)
曜日・時限・講義室 (前) 木3-4:歯大講義室
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
・講義
・演習(SGD、PBL、ロールプレイ等)
 
単位 1 週時間   使用言語 B : 日本語・英語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 27 : 健康科学
学問分野(分科) 27 : 歯学
対象学生 歯学科4年生
授業のキーワード 臨床行動科学、プロフェッショナリズム、患者中心・生活者中心の歯科医療、包括的総合歯科医療、地域歯科医療 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
教養的教育→専門基礎教育 →1~2年
本授業は、1~2年次の教養的教育科目で学習した汎用性能力(コミュニケーション、協調学習、倫理的思考、リテラシー、評価・判断、問題解決)、並びに2年次からの他の専門教育科目(基礎科目・臨床科目)の基本的知識や技能を学びます。
臨床基礎科目 → 総合歯科医療学(4年、5年)
 専門分野の臨床基礎科目についての知識・技能を学びながら、第1段階で学んできた汎用性能力(コミュニケーション、協調学習、倫理的思考、リテラシー、評価・判断、問題解決)や科学的な思考や知識をもとに、これらを患者中心の包括的総合歯科医療の臨床行動科学的な側面にどのように応用し、使い分けていくのかについて、その基礎を学ぶものです。
5年次には、これらを体験(シミュレーション)し、能力修得の基礎を学修するようになります。
臨床実習(5年、6年)
臨床現場での体験・経験や他者(先輩・後輩など)の体験、そして先人のデータなどをもとに、一般的歯科臨床で遭遇する経験についての行為中並びに行為後の振り返りを通じて、考え、悩み、迷いながら、患者中心の包括的歯科医療についての基本的な能力を獲得していきます。
――――――――――――――――― 卒業後 ―――――――――――――――――――  
臨床研修~専門研修~生涯研修
プロフェッショナルとして、卒直後から生涯にわたって、臨床での経験を通じて、行為中並びに行為後の振り返りを行いながら、考え、悩み、迷い、患者中心の包括的総合歯科医療に必要な能力を研鑽していきます。
 
到達度評価
の評価項目
歯学プログラム
(知識・理解)
・1.医の原則に関する知識

2.歯科医師としての基本的な態度に関する知識

3.社会歯科学に関する知識

4.生命科学に関する知識

5.歯科材料・生体材料に関する知識

6.歯科及び隣接医学領域の予防・診察・検査・診断・治療に関する知識 
授業の目標・概要等 授業の概要
この授業では、地域における患者中心(Patient Oriented)の歯科医療並び医療における臨床行動科学について、基本的な能力であるプロフェッショナリズム、知識:情報の収集・伝達、問題の評価・判断・解決法、論理的思考、推論、省察などを学びます。特に総合歯科医療学①では、実際の医療の現場で行なわれる医療面接、インフォームドコンセント、チーム医療にどのように応用(活用)するかについて学びます。
つまり、この授業では、単なる知識の詰め込み(記憶、想起レベル)ではなく、知的能力としての理解、応用、評価(問題解決)に必要な知識のネットワーク化を求めています。そのために、自らの学びや体験を通じての行為後の省察(振り返り、reflection on action)から次の行動のための省察(振り返り、reflection for action)へ、そして行為中の省察(振り返り、reflection in action)を通じてクリティカルシンキングやロジカルシンキング、推理推論、さらには問題解決や評価・判断などの知的能力の醸成に努める必要があります。
そこで、本授業では、省察(振り返り)を、何が起こったのか、何故起こったのか、それにより何を学んだか、次の目標は(次に起こったときは)?というように論理的に行えるように、あらかじめ構造化したポートフォリオ(振り返り記録)を課しています。

学習目標:
将来の総合歯科プロフェッショナルとして、地域住民の口腔保健管理に必要な、
1.患者中心(Patient Oriented)の歯科医療
2.総合的歯科医療の質管理(医療の質や安全(危機)管理)
についての臨床行動科学的な能力(態度:倫理・プロフェッショナリズム,知識:情報の収集・伝達、問題の評価・判断・解決法,論理的思考、推論、省察、技術:ケアリング、コミュニケーション、マネージメント、ガバナンス)への理解を深める。  
授業計画 第1回(6/8)プロフェッショナリズムと患者中心の総合歯科医療
第2回(6/15)医療面接総論、感情面の対応、情報収集
第3回(6/22)情報収集(推理・推論)
第4回(6/29)情報共有と患者の同意、動機づけ
第5回(7/6)インフォームド・コンセント、指導(教育)
第6回(7/13)医療面接の分析
第7回(7/20)医療面接のまとめ
第8回(7/27)在宅歯科医療・口腔管理、チーム歯科医療
         筆記試験

・ポートフォリオ(振り返り個人記録)
・筆記試験 
教科書・参考書等 [1]医療面接
●斎藤清二:「はじめての医療面接 コミュニケーション技法とその学び方」,医学書院,2000.
●A.フォークナー(篠田雅幸訳):[医療専門家のためのコミュニケーション技術],診断と治療社,2000.
●C.K.アドリッチ(田口博国訳):「医療面接法-より良い医師―患者関係のためにー」,医学書院,2002.
●伊藤孝訓,寺中敏夫編集:「患者ニーズにマッチした医療面接の実際」,クインテッセンス出版,2008.
[2]インフォームドコンセント、ナラティブ、真実を伝える
●ジーン・ルートン(浅賀薫訳):「ターミナルにおけるコミュニケーション 死にゆく人々・その家族とのかかわり」,星和書店,1997.
●ロバート・バックマン(恒藤暁 監訳):「真実を伝える」,診断と治療社,2000.
●チャールズ R.K.ハインド(岡安大仁,高野和也訳):「いかに“深刻な診断”を伝えるか 誠実なインフォームド・コンセントのために」,人間と歴史社,2000.
●フォークナー,P.マグワイヤー(兵頭一之介,江口研二訳):「がん患者・家族との会話技術」,南江堂,2001.
●山本和利 ほか:「脱専門化医療」,診断と治療社,2002.
●T.グリーンハル,B.ハーウィッツ(斎藤清二ほか監訳):「ナラティブ・ベイスド・メディスン 臨床における物語と対話」,第3版,金剛出版,2002.
●星野一正:「インフォーム・ドコンセント-日本に馴染む六つの提言」,丸善ライブラリー232,1997.
●J.ローナー(山本和利 監訳): 「ナラティブ・ベイスト・プライマリケア 実践ガイド」,
診断と治療社,2005.
●森岡恭彦:「インフォームド・コンセント」,NHKブックス711,日本放送協会,1994
[3]判断・診断の思考
●福井次矢:「臨床医の決断と心理 Clinical Decision Making」,医学書院,1988.
●久道 茂:「医学判断学入門 –われわれの判断や解釈はまちがっていないか-」,南江堂,1990.
●福井次矢(訳):「すぐれた臨床決断の技法 医療過誤最少化に向けて」,メディカル・サイエンス・インターナショナル, 1999.
●森 敏明(編):「認知心理学を語る 第3巻 おもしろ思考のラボラトリー」,北大路書房, 2001.
●竹村洋典:「臨床医になるための必修アイテム 医療面接から臨床判断まで」,南江堂, 2002.
●A.R.ジョンソン,ほか(赤林 朗 訳):「臨床倫理学」,第5版,新興医学出版,2006.
[4] 患者中心の医療、包括的歯科医療、総合歯科医療:
●J.ローナー(山本和利 監訳):「ナラティブ・ベイスト・プライマリケア」実践ガイド、
診断と治療社、2005年.
●山本和利 ほか:「脱専門化医療」、診断と治療社、2002年.
●高江州義矩、ほか:「保健医療におけるコミュニケーション行動科学」、医歯薬出版、2002年.
●江川 寛 ほか:「医療科学」、医学書院、2000年.
●川口陽子 ほか:「予防歯科・成功への道」ライフステージから捉えたアプローチ、デンタルダイヤモンド社、2001年.
●植松 宏 ほか:[高齢者歯科ガイドブック],医歯薬出版,2003年.
●日本歯科衛生士会:[歯科保険指導ハンドブック],医歯薬出版,2003年.
●A.R.ジョンソン、ほか(赤林 朗 訳):「臨床倫理学」、第5版、新興医学出版、2006年.
 
授業で使用する
メディア・機器等
テキスト,配付資料,音声教材,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) 
予習・復習への
アドバイス
しっかりと復習をしてください。 
履修上の注意
受講条件等
1)この授業では8回の授業で評価を行うため、特段の理由のない限り毎回出席すること。また欠席した場合の補習は、原則として行わない。
2)歯学部細則第18条(科目試験)の3にあるように、授業実施時数の3分の2以上の出席を満たさない場合は、試験の受験を認めない。 
成績評価の基準等 ポートフォリオ(振り返り個人記録)50%、筆記試験50%として総合的に評価する。
また、授業への取組状況も考慮する。
 
メッセージ この授業では、8回の授業で評価を行うため、特段の理由のない限り、毎回出席すること。また欠席した場合の補習は、原則として行わない。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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