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年度 2017年度 開講部局 法学部法学科昼間コース
講義コード F2006245 科目区分 専門教育科目
授業科目名 法制史
授業科目名
(フリガナ)
ホウセイシ
英文授業科目名 Legal History
担当教員名 吉村 朋代
担当教員名
(フリガナ)
ヨシムラ トモヨ
開講キャンパス 双方向 開設期 2年次生   後期   セメスター(後期)
曜日・時限・講義室 (後) 木9-10:法・経B155
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
講義中心 
単位 2 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 24 : 法学
対象学生 2年以上
授業のキーワード ローマ法、大学、スコラ学、法典編纂、歴史法学、法の継受、日本民法典  
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
3年次生以上については、公共政策プログラム・ビジネス法務プログラム共通で、「知識・理解2」「知識・理解4」に関する学習の成果が期待される。2年次生については、公共政策プログラムでは「知識・理解2」、ビジネス法務プログラムでは「知識・理解」4に関する学習の成果が期待される。法学の基幹をなす民法典を中心に、法制度の体系的理解に不可欠な基本的知識を確認し、現代の国内、国際社会の成立基盤についての歴史的、思想的淵源に関する基本的理解を修得することをそれぞれのプログラムにおいて求められている。 
到達度評価
の評価項目
ビジネス法務プログラム
(知識・理解)
・現代の国内,国際社会の成立基盤についての歴史的,思想的淵源に関する基本的知識・理解

公共政策プログラム
(知識・理解)
・現代の国内,国際社会の成立基盤についての歴史的,思想的淵源に関する基本的知識・理解

法政総合プログラム
(知識・理解)
・現代の国内,国際社会の成立基盤についての歴史的,思想的淵源に関する基本的知識・理解 
授業の目標・概要等 6世紀ローマ皇帝ユスティニアヌスによって集大成された『ローマ法大全』は、西ヨーロッパにおいて、 12世紀以後再発見されて、ヨーロッパ法思想・政治思想に議論の基礎を与えることになった。明治以後、ヨーロッパ法の強力な影響のもとに形成された 日本の淵源を辿り、ヨーロッパ法文化の発展においてローマ法の果たした役割を理解するとともに、法律学を本質的に捉え直す。 
授業計画 第1回 はじめに 日本民法典と西欧法伝統
 --法史を学ぶ意義と大陸法概観
第2回 古代ローマ法(1) 
 --共和政期、法と法学の原型塑造
第3回 古代ローマ法(2)
 --古典期、法学の彫琢
第4 回 ゲルマン法の世界
 --中世の法状況と裁判
第5回 ユスティニアヌス法典の復活(1)
 --12世紀、都市の興隆と大学~「法学部」のはじまり
第6回 ユスティニアヌス法典の復活(2)
 --註釈学派~スコラ学的思考とは
第7回 ユスティニアヌス法典の復活(3)
 --教会と帝国~ローマ法が支えた二つの中心
第8回 (中間テスト)
 法律における理屈と人情 
 --シェークスピア『ベニスの商人』第4幕第1場/鹿政談
第9回 ローマ法と国民国家(1)
 --註解学派、Ius Commune
第10回 ローマ法と国民国家(2)
 --人文主義法学(ユマニスム)の衝撃、法学の革新
第11回  ローマ法と国民国家(3)
 --自然法および国際法~「戦争と平和の法」
第12回  ローマ法と法典編纂(1)
 --法典編纂運動、フランス民法典の衝撃
第13回  ローマ法と法典編纂(2)
 --サヴィニーとドイツ歴史法学派
第14回  ローマ法と法典編纂(3)
 --パンデクテン法学とドイツ民法典
第15回  まとめ 21世紀のローマ法、日本法再考


最終講義終了後試験を実施する。中間にレポートを実施する予定である。 
教科書・参考書等 教科書:ピーター・スタイン『ローマ法とヨーロッパ』ミネルヴァ書房・2003年
参考書:勝田有恒・山内進・森征一編『概説西洋法制史』ミネルヴァ書房・2004年
U.ファルク、M.ルミナティ、M.シュメーケル/小川浩三、福田誠治、松本尚子監訳『ヨーロッパ史の中の裁判事例』ミネルヴァ書房・2014年
0・ベーレンツ/河上正二訳著『歴史の中の民法ーローマ法との対話』日本評論社・2001年
木庭顕『ローマ法案内』羽鳥書店・2010年
     その他、講義中に指示する。 
授業で使用する
メディア・機器等
毎回講義レジュメを配布し、説明に際してはテキストとレジュメに沿って、パワーポイントを用いる。必要に応じて、ビデオなどの機器も使用する。 
予習・復習への
アドバイス
第1回 はじめに 日本民法典と西欧法伝統
講義のアウトラインを掴むため、星野英一『民法のすすめ』岩波新書(p.202~p.206)、五十嵐清『法学入門』悠々社(p.184~p.212)を通読しておく。
第2回 古代ローマ法(1)
 教科書第1章古代ローマ法のうち、1節~3節を中心に、理解を深めておくこと。
第3回 古代ローマ法(2)
 教科書第1章古代ローマ法のうち、4節~12節を中心に、理解を深めておくこと。
第4 回  ゲルマン法の世界
増田四郎『都市』ちくま学芸文庫、『ヨーロッパとは何か』岩波新書などを読んでおく。
第5回 ユスティニアヌス法典の復活(1)
教科書第2章ユスティニアヌス法典の復活のうち、1、2節を中心に、理解を深めておくこと。
第6回 ユスティニアヌス法典の復活(2)
 教科書第2章ユスティニアヌス法典の復活のうち、3節~12節を中心に、理解を深めておくこと。
第7回 ユスティニアヌス法典の復活(3)
 教科書第2章ユスティニアヌス法典の復活のうち、1節~2節を中心に、理解を深めておくこと。
第8回 法律における理屈と人情
村上淳一『「権利のための闘争」を読む』岩波セミナーブックス、川島武宣『日本人の法意識』岩波新書、青木人志『「大岡裁き」の法意識』光文社新書、中根千枝『タテ社会の力学』講談社学術文庫、土井健郎『「甘え」の構造』弘文堂などを読んでおく。
第9回 ローマ法と国民国家(1)
 教科書第3章ローマ法と国民国家から、1節を中心に、理解を深めておくこと。
第10回 ローマ法と国民国家(2)
 教科書第3章ローマ法と国民国家から、2節~9節を中心に、理解を深めておくこと。
第11回 ローマ法と国民国家(3)
 教科書第3章ローマ法と国民国家から、10節~12節を中心に、理解を深めておくこと。
第12回 ローマ法と法典編纂(1)
 教科書第4章ローマ法と法典編纂から、1節~5節を中心に理解を深めておくこと。  
第13回 ローマ法と法典編纂(2)
 教科書第4章ローマ法と法典編纂から、6節を中心に理解を深めておくこと。
第14回  ローマ法と法典編纂(3)
 教科書第4章ローマ法と法典編纂から、7節~8節を中心に理解を深めておくこと。
第15回 まとめ 21世紀のローマ法、日本法再考
 教科書第4章ローマ法と法典編纂から、9節を中心に理解を深めておくこと。
 現代法を学ぶ上で、歴史的な視点を持つことの意義を考える。 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 定期試験および中間テスト70%(程度)、レポート等30%(程度)により、総合点で評価する。詳細については、講義中にあらためて指示する。 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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