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年度 2017年度 開講部局 法学部法学科昼間コース
講義コード F1306242 科目区分 専門教育科目
授業科目名 社会学2
授業科目名
(フリガナ)
シャカイガク2
英文授業科目名 Sociology 2
担当教員名 江頭 大藏
担当教員名
(フリガナ)
エガシラ ダイゾウ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   後期   4ターム
曜日・時限・講義室 (4T) 木1-4:法・経B155
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
講義中心 
単位 2 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 24 : 社会学
対象学生 2年次生以上
授業のキーワード 核家族説 同族団論争 家族変動 少子高齢化 近代家族 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
※平成20年度入学生以降

(公共政策プログラム)
「知識・理解1」「知識・理解5」に関する学習の成果が期待できる。

(ビジネス法務プログラム)
「知識・理解1」に関する学習の成果が期待できる。※平成19年度入学生以前

※平成19年度入学生以前

(公共政策プログラム)
「知識・理解1」「知識・理解6」に関する学習の成果が期待できる。

(ビジネス法務プログラム)
「知識・理解1」に関する学習の成果が期待できる。 
到達度評価
の評価項目
中等教育科学(社会・地理歴史・公民)プログラム
(能力・技能)
・社会系内容領域の資料・データを収集・読解し,分析・批評できる
(総合的な力)
・調査・研究や教育実践,社会的活動等の成果をまとめ,プレゼンテーションできる

公共政策プログラム
(知識・理解)
・政治過程の動態や社会構造の内容に関する基本的知識・理解

法政総合プログラム
(知識・理解)
・現代の政治過程の動態,社会構造の内容,国際情勢に関する基本的知識・理解 
授業の目標・概要等 社会学は初学者にとっては分かりにくい学問であると言われる。この授業では、イメージが描きやすい家族(家族社会学)を例に取り、社会学的な考え方がどのような特徴をもつものか、伝統家族から現代の家族をめぐる状況までの展開を題材として説明する。 
授業計画 第1回 イントロダクション

第2回 核家族説―用語・類型・分類

第3回 家族制度・家族構成・家族周期

第4回 家と同族団(1):伝統家族と日本の社会構造

第5回 家と同族団(2):日本の近代化過程と家族・親族の変容

第6回 同族団論争の展開

第7回 構造化理論による同族団理論の解釈

第8回 社会システムと現代家族の変動

第9回 家族の社会的機能と核家族化の諸相

第10回 現代日本社会における出生率の低下(1):超低出生傾向の経緯と現状

第11回 現代日本社会における出生率の低下(2):出生率低下原因の諸仮説

第12回 日本社会の超高齢化と社会保障システムの諸帰結

第13回 「無縁社会」と現代社会の諸相

第14回 社会学理論における家族変動のとらえかた

第15回 全体のまとめ
 
教科書・参考書等 テキストは特に定めないが、講義内容をまとめた資料を毎回配布する。
授業内容の理解を深めるための参考文献は、適宜指示する。
 
授業で使用する
メディア・機器等
配付資料,映像 
予習・復習への
アドバイス
第1回
プログラムにおける位置づけ、および授業の目標について説明します。授業の全体的な構成と流れを把握しておいてください。

第2回
マードックの核家族説を説明し、様々な形の家族が核家族の結合体として把握できる視点を学習します。専門用語としての核家族が、普段使われている「核家族」という言葉とは異なる点を理解し、複雑な家族形態であっても複数の核家族に分解できるようになってください。

第3回
第2回の内容に家族周期の視点を合わせて、家族のあり方をさらに正確に把握できるように学習します。特に「家族制度」と「家族構成」の把握の仕方の相違点を理解し、社会における家族のあり方を正しく捉えることに気をつけてください。

第4回
第4回~第7回は、家族の本質についての理解を深める視点として、伝統家族についての理解をめぐる同族団論争を取り上げます。今回はまず、論争の発端となった戸田貞三の『家族構成』が第1回国勢調査を利用して日本の家族をはじめて実証的に観察したことを紹介します。第2回、第3回の視点が応用されていることをよく理解してください。

第5回
有賀喜左衞門と喜多野清一の間で戦わされた同族団論争を取り上げます。家と同族に関する両者の認識の違いを通して、当たり前な存在として普段あまり考えもしない家族の不思議な性質について理解を深めてください。

第6回
同族団論争の展開として、有賀・喜多野の次世代に引き継がれた同族団論争を取り上げます。商家同族団としての暖簾内など、農業以外の職業形態にも同族団として理解できる要素があることを把握してください。

第7回
同族団論争は、結局決着が付かないまま現在に至っているところがあります。ここではアンソニー・ギデンズの「構造化理論」を援用して、同族団論争の論点を整理し、論争をどのように理解すればよいのか、その解決の可能性を示唆します。

第8回
今回から現代の家族の特徴を把握することに視点を移します。まず、戦後の日本社会の変動と関連づけて、家族の変動を概説します。産業構造や地域社会の変貌など、家族とその外部システムとの関連についての理解を深めてください。

第9回
戦後日本の家族変動は、核家族化として把握できる側面があります。第2回と第3回の視点を応用して、核家族化にも様々なレベルの理解のしかたが可能であることを学習しますので、概念の把握のしかたに気をつけてください。

第10回
第10回~第11回は、現在深刻な問題となっている少子化現象を通して、現代家族のあり方を探ります。今回は少子化現象を把握するための基本的な事項を学習します。普通出生率、合計特殊出生率、コーホート出生率など、様々な指標の特性を十分に理解してください。また、厚生労働省が実施している「出生動向基本調査」のデータを解説しながら、出生率低下の基本的なメカニズムについて学習します。調査データの正確な読解のしかたに十分留意をしてください。

第11回
出生率低下の原因に関する諸説を比較検討します。様々な社会に特有の出生率低下メカニズムがあることや、多数の要因が複雑にからみあって出生率に影響を与えていることを理解してください。

第12回
出生率と高齢化および社会保障の関連に関するオリジナルのデータによって、出生率低下のメカニズムの一端を説明します。正確な説明はやや複雑になりますが、このことの理解を通して家族の本質に接近できればと考えています。

第13回
現代日本社会の特徴を表す言葉として「無縁社会」という用語がマス・メディアを中心に使われています。これまで学習してきた社会と家族の変動と、この用語がどのように関連するかをまとめられるようにしてください。

第14回
デュルケームやパーソンズといった古典的社会学者の理論において家族がどのように把握されていたのか、また、近代家族論で近代家族が相対的に捉えられるに至った事情を概説します。家族機能の純化、道具的役割と表出的役割、近代家族等の用語の意味を正確に理解してください。

第15回
授業全体を通した復習によって、それぞれの回において強調した視点相互の関連を再確認してください。
 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 不定期に実施する小テスト30%、期末試験70%の配分比率で評価するが、受講者数によっては変更することもある。「知識・理解」については期末試験によって、「知識・理解」については小テストによって評価する。 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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